こんにちは、現在薬剤師として働いているマッスル薬剤師と申します。
薬学生って試験や実習があり、普通の大学生とは違って自由にバイトする時間がないイメージがありますよね?
今はバイトしていないけど、ゆくゆくはバイトをしてみたいと考えている薬学生や、薬学部を志望しいている高校生向けの記事になります。
5分ほどで読める記事になりますので、ぜひ読んでみてください
薬学生でもバイトできるの?
まず、結論からいうと薬学生でもバイトはできます。余裕です
では、なぜ「薬学生 バイト」で調べると、「やめとけ」なんんて検索結果が出てくるのでしょうか?
それは単純に留年率が高いからです。
平均と比較して、特に私立の薬学部の留年率はかなり高いことが知られています。
私立薬学部は、入学希望者を増やすために国家試験合格率を上げる必要があります
そのため、国家試験合格に学力が足りないとみられる学生はしっかりと留年することになり、それが留年率の上昇を引き起こすわけです。
しかし、バイトをしていなくても留年指定しまう人もいれば、週5でバイトしていても留年せずに薬剤師になれる人もいるのも事実です。
薬学生がバイトをするメリットとデメリット
では、薬学生がバイトをすることにどんなメリットとデメリットがあるのでしょうか
メリット
①自由に使えるお金が増える
これは全学生に対して言えることではありますが、バイトをすることで自由に使えるお金が増えます。
特に薬学生は奨学金を借りている人が多い傾向にありますが、バイト代を生活費に充てることで借入額を減らすことができます。
社会人になったら返せばいいという意見もありますが、返済があることが人生の足枷になることもありますので、借入額はできるだけ少ない方が良いでしょう。
②社会経験が身につく
薬学部は基本6年生のため、院進を除けば同世代よりも2年ほど社会に出る時期が遅れます。
そのときに、マナーやコミュニケーションが不足していると人生において不利になることがあります。実際に薬剤師として働いてみると、バイト経験があるかどうかで患者さんとのコニュニケーションや上司とのやりとりが大きく変わることは何度か経験しています
③学外の友人が増える
薬学部は閉塞的なので、基本3-4人のグループでいつも行動しており同じ学部でも会話をしたことがない人がいると言った状況は多々あるのではないでしょうか
そんなときに、バイトを通じて他学科や他大学の人との繋がりを増やしていくと大学生活はより楽しくなるに違いないと思います。(余談ですが、自分はバイト先で彼女も作りました)
デメリット
①のめり込むと留年する
当然ですがバイトの時間が長くなったり、友人と遊ぶ時間を多くとりすぎると勉強する時間がなくなり結果留年につながります。
②親の扶養から外れる可能性がある
一般的な学生は親の被扶養者という立場になり、親(主に父親)は扶養控除を受けています。
しかしバイトによる収入が103万円/年を超えることで親の扶養から外れることになり、扶養控除が受けられなくなってしまいます。
103万円を超えそうな場合は、あらかじめ親に報告をしておかなければ後々トラブルとなることがありますので注意が必要です
薬学生におすすめのバイトランキング5選
では、実際に薬学生におすすめなバイトは何か?ランキング形式にして紹介していきます
1位 派遣バイト
自分は大学4年生の時期にこのバイトの存在を知ったのですが、個人的に1番おすすめでした。
メリット
・大学の講義や研究室、実習など、都合に合わせて働くことができる
・様々な職種を体験することで、経験を積める
・通常のバイトよりも時給が高い
デメリット
・単純作業が多い案件もあるため、自分の適性と相談が必要
・ドタキャンすると、仕事が無くなる(当たり前)
2位 飲食店
学生バイトの定番とも言える飲食店も、薬学生にはおすすめできます。ただし、個人的には飲食店の中でも居酒屋は避けたほうが良いと思います。
自分は2年ほど居酒屋でバイトしていましたが、デメリットの方が多かった印象です
メリット
・コミュニケーション力が身につく
・まかないで食費が浮く
・料理やお酒に詳しくなれる
デメリット
・居酒屋の場合、生活リズムが崩れる可能性がある
・女の子はお客さんに絡まれやすい
3位 塾講師・家庭教師
大学1-4年の間塾講師でバイトをしており、おすすめできるバイトの一つです
メリット
・教える力は、薬剤師になってからも重要
・比較的給料が高い傾向にある
・生徒の成績が上がると、嬉しくなる
デメリット
・中学や高校の勉強をおさらいする必要あり
・他のバイトと比べて責任が伴う
4位 リゾートバイト
メリット
・夏休みや冬休みの期間だけ働き、他は学業に集中できる
・いろんな地域の友人ができる
・バイト先の施設で無料で遊べることがある
・泊まり込みのことが多いので、生活費が浮く
デメリット
・長期休暇が拘束されてしまう
・定員が決まっていることがある
5位 アパレル
メリット
・お気に入りのブランドの服が安く買える
・コミュニケーション力が高くなる
・自然とおしゃれになる
デメリット
・コミュニケーションに不安がある人はきつい
・意外と閉店後の残業がある
調剤薬局や病院、ドラッグストアはおすすめできる?
薬学生におすすめのバイトを調べると、薬局や病院、ドラッグストアがあげられていることが多いのですが実際のところどうなのでしょうか?
一薬剤師としていうなら、ドラッグストアは良いが薬局病院はおすすめしない。というが結論です
上記の3つは薬剤師の免許を持っていることが業務内容を大きく変えるため、薬学生であっても免許がなれば、主たる業務には関われません。
またドラッグストアでの実習はありませんが、薬局や病院では実習があります。バイトで行くよりも、実習で行った方が薬剤師としての業務を経験できることは間違いないです。
薬剤師の大半は薬局や病院に就職するため、今後の人生で嫌でも関わって行くことになると思います。
そのため、どんな職種を体験してもいいというアルバイトにおいては、医療から外れたジャンルを経験しておくべきなのでは?というのが自分の考えです
勉強とバイトを両立する方法
勉強とバイトを両立するためには、自分のキャパシティーを把握しておくことが重要です。
実際に自分の周りでも、必須科目数によってバイトのシフト数を調節している同級生もいました。
一方で、毎回再試験になるのに週5でバイトをしている同級生は気づいたら留年していました。
またバイトを始めることで、同じ学部の先輩や違うグループに属している同級生と知り合える可能性もあります。そこで、過去問を共有させてもらえると一石二鳥です
まず初めは、週1-2回くらいかは初めて、勉強との両立具合を見て徐々にシフトを増やしていきましょう。
まとめ
では、まとめると
- 薬学生でもバイトをすることは可能
- おすすめのバイトは、派遣、飲食店、家庭教師・塾講師、アパレル
- 薬局や病院、ドラッグストアのバイトはあまりおすすめしない
- 自分のキャパと相談して、徐々にシフトを増やそう
- バイト先で過去問もゲットできたらラッキー
みなさんが自分に合ったバイト先を見つけて、大学生活が充実することを願っています
では、また✋