薬剤師

薬剤師国家試験に効率的に受かるには?〜考え方とAnkiアプリの使い方〜

どうも、マッスル薬剤師です

今回は薬剤師国家試験について、自身の体験をもとに工夫したてんやおすすめのアプリについて紹介していきたいと思います。

僕が受験をしたのは第106回薬剤師国家試験で、すでに3年近く経っているため記事にするか迷いましたが

行っていた方法がマイナーみたいなので思い出しながら書いてみます。

余談ですが僕は大学6年生の冬ごろまで派遣のバイトを週に3日ほど入れていましたし、飲み会も普通にいっていました。

これが多いか少ないかは人によると思いますが、夏ごろからバイトを辞めてひたすら勉強に専念していた周囲の学生を見ると

自分の中ではうまく両立していたと思います。

それでも模試の順位は上位10%を維持し、国家試験は余裕を持って合格することができました。

これは僕が勉強ができたからというわけではなく、以下に述べる考え方を守ったり効率化するためのアプリを使ったからだと断言できます。

成績に伸び悩んでいる人、これから国家試験に向けて勉強をしていく人の参考になればと思います。

科目によって勉強方法は異なると理解する

国家試験では「物理・化学・生物、衛生、薬理、薬剤、病態・薬物治療、法規・制度・倫理、実務」の9科目あるのは皆さんご存知かと思います

その中でも

①単純に暗記すれば良いもの

物理、生物、衛生、法規・制度・倫理

②体系的に理解が必要なもの

化学、薬理、病態・薬物治療、薬剤

の2つに分けて、それぞれ勉強方法を分けるようにしていました。

まず低学年から学習をしている物化生の内容は定義のようなものなので、なぜ?と考え出したら普通の人であればキリがありません。

(化学は例外で、元素記号や命名法を覚えた後でも思考力が必要となります。)

※ちなみに、実務は全ての科目の総合なのでメインで勉強する必要はないかと思います。

一方で、体系的に理解が必要な科目は科を超えて繋がりが見えてきます

生物の基礎知識をベースとして

体のどこかに異常が生じている→病態

どの異常に着目して治療をするか→薬理

さらに細かく、どんな異常により薬を使い分けるか→薬物治療

またその薬剤は身体のどんな特性によって体内動体を示すか→薬剤

厳密に言えば全ての科目でつながりはあるのだと思いますが、少なくともはっきりとつながりを区別することができるという考え方は重要だと思います。

理論立てて覚え、自分でアウトプする

勉強をしているとついなんでも暗記してしまいがちですが、先に述べた体系的に理解が必要な科目については単純暗記だけではダメです。

疾患が現れる機序や、生物の回路、薬物動体における公式の変換など丸暗記していませんか?

これらは自身の言葉で説明することができるようになることが必要です

僕の場合生物の解糖系や電子伝達経路などのページを読んで一旦理解したのち、真っ白なページに何もみずに書き出すようにしていました。

薬物治療や薬剤でも同じです

一個一個を覚えるのではなく、流れを理解して自分なりに書き出すことができるようにすることが大切です

こうすることにより、万が一試験中にど忘れをしてしまっても試験中に自力で思いだすことができる

問題集の解説部分を大事にする

みなさんは問題集を解いた後に解説部分をしっかり読んでいますか?

薬剤師国家試験で聞かれる内容は全く同じものはないにしても、聞いてくるポイントは似通っています

そのため多くの大学では過去問を丸暗記するくらい解こうと言われると思いますし、勉強法としても間違っていないと思います

解説欄には、その問題に派生する知識や誤りの選択肢に対する説明が細かく書いてあります。

そのためその分を読むことで周辺知識も拾うことができ、問題を改変されたとしても対応することができます。

少なくとも大学内の試験は国家試験の問題を改変していることが多く、突拍子もない問題を創作する可能性も低いため

青本を隅々まで読み込むよりも効率的だと思います。

Ankiアプリを利用する

薬学だけではなく、全ての学習に共通して重要なのはなんだと思いますか?

それは「思いだす」という作業です。

「エビングハウスの忘却曲線」という言葉を誰しも一度は聞いたことがあると思います。

詳しい説明は省きますが、要は繰り返し復習・思いだすことで記憶は定着するという理論です。

これだけ昔から語り継がれている研究なのに、今だに勉強法について悩んでしまうのはこの理論に基づき学習することが難しいからでしょう。

計画性がありまめな人でも復習のスケジュールを科目ごと、テーマごとに管理するのは難しいと思いますし時間もかかります。

それに時間を費やすなら、問題集を数ページ解いた方が効率的です。

しかし「Anki」というアプリを使用することで、誰でも忘却曲線に抗った勉強法ができます。

細かいAnkiの使い方はここでは省きますが簡単に説明をすると、復習時期に合わせて問題を解くことができるデジタル単語帳です。

Anlkiの特徴

自身で問題を作ることができる

問題集で間違えた内容や、覚えられるか不安なポイントについて自身で問題を作ることができます。

一度で覚えられるものとそうでないものが人によって異なるため、何度も青本を読み込むのは時間の無駄です。

できるところは何度も確認はせず、できないとろにフォーカスすることができます。

しかしこの時の注意点としては、全てをアプリに入れるのではなく本当に覚えられないものや間違えやすいものだけにします。

何でもかんでもアプリに入れてしまうと、復習の時間に多く撮られてしまい学習が進みません。

自身で復習するサイクルを設定できる

解いた問題の記憶度合いによって、次に復習する時期を設定することができます

全く思いだすことができすに、解けなかったものに関しては10分後に復習する

普通に解ける問題であれば、翌日に念の為確認

もう絶対に間違えないと確信できるものであれば、一週間後や1ヶ月後に復習する

このように記憶の度合いによって復習する時期を自分で決めることができます

初めの方は復習間隔が短いため解く問題は多いですが、学習を重ねるにつれて期間が分散されて少なくなっていきます。

 

 

 

スマホやiPadでも使用することができる

上記の画面はスマホのスクショですが、このアプリはiPadでも使用することができ、同じアカウントで同期することができます。

そのため過去におすすめしたiPad勉強法とも相性はかなり良いです。

普段の勉強→iPadで行う

隙間時間や出先→スマホのAnkiで復習

このような使い方をすることができます。

バイトの休憩時間や移動時間、朝の通学までの時間など隙間時間で行っていました。

某薬学の問題集アプリもありますが、問題数が多い上に基本的な問題内容は過去問やテキストと同じです。

それをやるくらいなら自分で作成した、苦手内容の問題を解いた方が効率的だと思います。

画像を貼ることができる

iPadを使ってAnkiをする際にぜひ使用したいのが、画像添付機能です

解説文や図をいちいち書くのが面倒に感じた時にとても便利です。

iPadのスクリーンショットで保存した画像や、good noteの点線で抜き出した部分をそのままankiの回答ページに貼ることができます。

また、画像がない場合でもgood noteに書いたメモを貼り付けることができるため自由度は高いです。

 

まとめ

以上、僕が薬剤師国家試験を受けるために工夫した勉強法でした。

ちなみにAnkiアプリは有料ですが、買い切りなので薬剤師になっても使うことができますし、薬学以外の場面でも使うことができます。

調べてみると英語の勉強に使っている人がおおい印象です。

がむしゃらに勉強することも大切ですが、どうせ勉強するのであれば短い時間で行いたいと誰しも思うはずです。

今後も薬学生、薬剤師むけの記事を書いていくので乞うご期待を

では、また👋

 

-薬剤師