今回は、高配当株を始めて約半年になった僕が高配当株投資について初心者向けに解説していきます
この記事を読むことで
・高配当株とはどんな投資なのかわかる
・高配当株のメリット、デメリットがわかる
・高配当株を行うために開設すべき証券口座がわかる
・高配当株でまず初めに購入すべき銘柄がわかる
高配当とは
高配当株とは、その名の通り配当金の金額が高い株式銘柄を指します
東証一部上場企業の平均的な利回りが1.69%となっているため、3-4%の利回りがあれば高配当株と言えます
配当利回り(%)= 1株あたりの年間配当金額 ÷ 1株あたりの現在値 × 100
すでに成長している企業または、成長中であっても株主還元意識の高い企業では多くの配当金を出してくれます
一方で、中小型株のように1日にして株価が大きく上昇することは基本的にはないため
キャピタルゲインはあまり狙えない投資とも言えます
キャピタルゲイン:株価の上昇などにより得られる利益
インカムゲイン:配当金や不動産収入など、資産の保有により得られる利益
高配当株投資とは、このような企業に投資をして配当金を受け取っていくスタイルの投資になります
高配当株投資のメリット
完全な不労所得
高配当株投資の最大の魅力は、不労所得である点でしょう
銘柄の選定やメンテナンスなど、初期は調べることが多くて大変ですが慣れてしまえば完全な不労所得と言えます
受け取った現金はフリーなキャッシュのため自分の好きなように使うことができます
自分は今は配当金をし投資していますが、ゆくゆくはずべて自分のプライベートに使っていきたいと思います
配当金は株価ほど大きな上下はない
株価は1日で価格が半値になったり、逆に増えたりしますが
配当金はしっかり銘柄選びをしていればそのように価値が急落することはありません
また定期的に出される決算内容を読むこことによって、配当金がへりそうかどうかも多少予想することができます
企業によってはキャピタルゲインも狙える
高配当株は、長い期間をかけて配当金を増やしていく投資になります
そのため、その期間で株価が値上がりしていればキャピタルゲインも狙うことができます
高配当株投資のデメリット
買い時が難しい
長期的に見れば値上がりする銘柄も、短期間では大きな株価の増減はありません
そのため高配当株では買い時が難しいという問題が出てきます
買い時はさまざまですが、過去の配当利回りから目標の利回りをあらかじめ決めておきその株価に達しいた時に購入するというのが一般的です
積み立てNISAのように、毎月一定額を積み立てていく投資方法ではないことには注意が必要です
配当金には税金がかかる
受け取る配当金は収入に分類されるため、税金が課税されます
具体的には日本株の場合、住民税と所得税を合わせて20%
米国株の場合現地で10%、そして日本で20%の税率になります
そのため、コツコツ積み立てるインデックス投資に比べて投資効率が悪い等のが現実です
減配や無配の可能性
企業の経営によっては、急に配当金が減配または無配になることがあります
その場合配当金が減ってしまうだけでなく、株価も大きく下がってしまうてため資産も減ってしまいます
個人的には、減配をしてとしても企の成長がみこめるのであればホールドし続けるのもありだと思いますが、無配は厳しいです
こういった事態を避けるためには最初の銘柄選びが重要となってきます
高配当株選びのコツはこちらの記事でも解説しているため、よかったら覗いてみてください。
月1万円の配当金を得るにはどのくらいの資産が必要か
どのくらいの資産があれば配当金月1万円(年間12万円)得られることができるのでしょう
配当金の計算は、「目標金額/年配当利回り」でざっくりと計算することができます
リスクとメリットを鑑みた際の理想的な配当利回りは約4-5%ほどと言えます
銘柄によっては利回りが10%を超えているものもありますが、そういった企業は経営に不信がある場合が多いため個人的には投資をしていません
○配当利回り3.5%の場合
12万円/0.035=342857...およそ342万円が必要
○配当利回り4%の場合
12万円/0.04=3000000...およそ300万円が必要
○配当利回り4.5%の場合
12万円/0.045=2666666...およそ266万円が必要
○配当利回り5%の場合
12万円/0.05=2400000...およそ240万円が必要
高配当株投資おすすめの証券会社
初心者が高配当株を始めるにあたって、証券会社の解説が必要になります。
またその中でも、一株から購入できる証券会社が好ましいです
個人的におすすめなのはSBI証券になります
SBI証券を使うメリットとして
- S株という、一株から購入できる制度がある
- 購入にかかる手数料が業界最安値
- 口座開設数が、国内首位という安心感
などです
手数料に関しては、2024年から購入手数料無料化が発表されました
今後も個人投資家にとって良い施策を打ち出してくれると期待できます
個人的激推し銘柄5選
どんな銘柄を買うかどうかは、個人の自由にはなりますが
多くの人に購入されており、筆者も購入している銘柄を5つ紹介していきます
どれも日本だけでなく、海外でも有名な大企業になります
KDDI
KDDIは配当利回りが3.1と若干低めではありますが、21期連続増配となっています。企業としても、「配当性向40%」,「機動的な自己株式取得」を掲げており今後の増配にも期待できます。
スマホやキャリアの販売だけではなく、5GやIoTなどの技術を活用した売り上げも伸びており、海外市場も開拓しています。
三菱HCキャピタル
配当利回りが5%を超えており、24期連続増配を予定している超優良企業。
EPS(1株当たり純利益)及び、1株あたりの配当が順調に伸びており配当性向も10%代を維持しておりまだまだ余裕があります。
東京海上HD
2022年度の配当利回りが4.9%と高く、売上高及び一株配当も堅調に推移している優良企業。
損害保険事業では国内首位の企業で、財務も健全です。
しかし、優良企業なだけに株価が常に高い状態を維持しているため、買い時に注意が必要な銘柄。
三菱商事
配当推移、売り上げが順調に伸びており、配当利回りは約4%強
資源分野のみならず、非資源分野の業績も伸びておりそれぞれの売り上げは約50%ずつと安定した割合となっています。
武田薬品
医薬品業界の国内最大手。
消化器疾患や免疫疾患、ガンの各領域の医薬品が国内だけではなく海外でも多くの売り上げを上げています。
年間配当180円を宣言しており、20年にわたってこの金額を維持しています。
上記の銘柄をコアとして、銘柄数を増やして自身の高配当PFを作っていきましょう
まとめ
以上が高配当株投資の概要になります
つみたて投資以外にも、何か新しい投資を始めてみたいと思っている方の参考になれば嬉しいです。
ではまた次の記事でお会いしましょう