どうも、ゆうです
僕は高配当株投資を、SBI証券にて単元未満株(1株投資)で行なっています
今回は、初心者の方向けに一株投資のメリットデメリットと一株投資ができる証券会社を紹介していきます
この記事でわかること
・単元未満株とミニ株について違いがわかる
・一株投資のメリットデメリットがわかる
・一株投資のできる証券口座がわかる
では早速記事に進みましょう
単元株制度とは
単元株制度とは、一定株数(100株)を1単元として、それに満たない株式の保有に関しては議決権の行使等を認めない制度です
つまり100株に満たない株を単元未満株と呼び、100株持ってない人には株主総会での議決権がないよってことです
株を持つというのは、細かくいうと「企業の経営にものを申すことができる」ということ
しかし、議決権とかはいらないから配当金や優待が欲しいという方も多いため
そんな方々のためにも単元未満株の取引が認められています
単元未満株とミニ株の違い
単元未満株について調べると、「ミニ株」という言葉が出てきます
両者は厳密にいうと多少異なります
最低取引株数 | |
単元未満株 | 1株から |
ミニ株 | 10株から |
このように、単元未満株の中に、ミニ株が位置付けられているイメージです
そのため「何株から購入できるのか?」という点は必ず確認が必要になります
ここでは1株を単元未満株として進めていきます
単元未満株のメリットデメリット
メリット
少額から投資できる
例えば、高配当銘柄として有名な三菱HCキャピタルの3.23日時点での株価は684円です
しかし100株からしか投資できないとなると、68400円が必要となってきます
またさらに株価が高い、信越化学工業の場合株価は2044円にもなるため,204400円は最低でも必要となります
1株投資であればそれぞれ684円、2044円から始められるため、必要な投資資金がかなり小さくなります
分散投資しやすく、損失を抑えられる
1株あたりの購入金額が抑えられるため、さまざまな銘柄に分散して投資をすることができます
企業の業績が大きく下がった場合、その企業の株を100株持っていると資産が大きく月てしまいます
初心者の場合はリスク許容度がそこまで高くない為、狼狽売りまたは塩漬けにしてしまう可能性もあります
その為、1株から購入することは資金面以外に安全性の点でメリットがあります
配当金や優待の受け取りも可能
1株購入では、企業への議決権はありませんが配当金を受け取ることはできます
また企業によっては1株からでも株主優待を行なっているところがあります
練習になる
少額から始めることで、投資の進め方や自分のリスク許容度を知ることができます
また、万が一銘柄選びに失敗したとしても損失も抑えられます
銘柄を増やしながら投資に慣れてきたら、投資金額を徐々にあげていくことも可能です
NISA口座も使える
現行の一般NISAや、来年から始まる新NISAでも単元未満株の取引が可能です
NISAを使用することによって、配当金にかかる税金が非課税となるメリットを享受できます
新NISAについて知りたい方はこちら↓
デメリット
取り扱い証券会社に限りがある
証券会社の種類によっては後述しますが、単元未満株を扱っている証券会社に縛りがあります
単元未満株はこまめに購入できる分証券会社の手間が増えてしまうため、これに関してはしょうがないかなと言ったところです
売買時間の制約がある
証券会社によって異なりますが基本リアルタイムでの取引が出来ず、1日の決まったタイミングのみの売買しかできないデメリットがあります
それにより、株価が急激に変化した場合損をしてしまう可能性があることは知ったおいた方がいいでしょう
指値注文ができない
株式投資には指値注文と、成行注文があります
指値注文:買う、もしくは売る値段を自分で指定して注文する方法
成行注文:値段を指定しない注文方法
一般的に投資家にとって有利なのは指値注文ですが、単元未満株ではそれができません
その為、思っていたような株価で売買できなかったという事態が起こります
手数料が高い場合がある
通常株式の売買には手数料が発生しますが、単元未満株の場合その手数料が割高な場合があります
買付手数料が無料となっているところは多いですが、売付時の手数料時は基本かかってきてしまいます
証券会社を選ぶ際、手数料は欠かせない基準の一つになります
値上がりしても利益が少ない
株価の上昇率は基本1-100円の範囲で上昇していきます
そのため、1株の保有だと株価上昇による恩恵も当然100株と比較すると小さくなってしまいます
単元未満株投資が可能主な大手証券会社
本ブログ執筆の2023年3月現在、単元未満株での投資ができる主な証券会社として
SBI証券, マネックス証券, au株コム証券, LINE証券, 楽天証券(2023春予定)の5社があります
この中で証券会社選びの基準となるのは以下の6つです
- 売買手数料
- スプレッド
- 取り扱い銘柄
- 最低購入株数
- 注文可能時間
- 約定タイミング
各証券会社の比較
買手数料 | 売手数料 | スプレッド | 買付取り扱い銘柄 | 最低購入株数 | 注文可能時間 | 約定タイミング | 総合評価 | |
SBI証券 (S株) | 無料 | 0.55% (最低55円) | なし | 東証,名証 福証,札証(※1) | 1株 | 24時間 | 9:00,12:30 15:00の3回 | ◎ |
マネックス証券 (ワン株) | 無料 | 0.55% (最低52円) | なし | 東証,名証 | 1株 | 0:00〜11:30 17:00〜24:00 | 15:40頃(※2) | ○ |
LINE証券 (いちかぶ) | 無料 | 無料 | あり (※3) | 東証,ETF | 1株 | 9:00-11:20 11:30-12:20 12:30-14:40 17:00-21:00 | リアルタイム | △ |
au株コム証券 (プチ株) | 0.55%(※4 | 52円 | なし | 東証,名証 福証,札証 | 1株 | 24時間 | 3回 | ○ |
楽天証券 (かぶミニ) | 無料 | 11円/回 | あり (0.22%) | 東証100銘柄 | 1株 | 9:00-11:30 12:30-15:00 | リアルタイム※5 | △ |
※1:名証,福証,札証では取引及び約定タイミングが異なる
※2:当日約定の注文期限は11:30
※3取引銘柄により、グループABが分かれており取引時間及びスプレッドの割合が異なる
※4積み立て購入(500円以上)の場合、買付手数料は無料
※5リアルタイム取引の他に、寄付取引もあり
SBI証券
売り手数料については、他社と同水準だが買付手数料が魅力的
また、約定タイミングも1日3回あり購入機会を逃さないため個人的には1番使いやすいと感じました
マネックス証券
SBIと同じく、買付手数料が無料な点は良いが約定タイミングが1回しかないのが個人的には惜しい点
しかし買付手数料が無料かつスプレッドがないため、頻繁な売買をしない方でSBI証券以外がいい人は選択肢になりうる可能性があります
LINE証券
LINEアプリで操作ができ、機能がシンプルなため操作性に優れるのがメリット
取引手数料は無料だが、銘柄グループや取引時間によってスプレッドの割合が異なるため複雑に感じる人も多いと思われる
スプレッドとは?
一株の基準価格に対して証券会社が上乗せする差額(0.35~1.0%)
au株コム証券
SBI証券と同じく約定タイミングが1日に3回あり、24時間注文可能な点がメリットだが
買付手数料がかかってしまうところがネックだと感じました
月500円からの積立購入では手数料を無料にできますが、高配当株投資はそういった手法ではないためあまり使えず。。。
楽天証券
今年の春から、単元未満株の売買を発表しました
LINE証券と同じくリアルタイム取引ができる一方で、売手数料に加えスプレッドもあるためあまり初心者向けではないように思えます
また取り扱い銘柄の詳細も現時点では公表されていないため、もう少し様子を見た方が良さそうに思えます
結局どこがいいのか?
個人的おすすめはやっぱりSBI証券
すでにSBI証券でつみたてNISAやETFを購入しており、念の為証券会社を分けたいよっていう方は
マネックス証券または、auカブコム証券がいいと思います
この証券会社選びは、高配当株投資の第一ステップになります
自分が納得できる証券会社を選んで、早めに次のステップに移れるようにしましょう
ではまた次の記事でお会いしましょう